はじめに
転職活動を始める際に転職エージェントを利用するのがオススメです。しかし、「担当者から見捨てられた」と感じてしまうことがあるかもしれません。しかし、転職エージェントは、求職者が転職を成功させることで報酬を得ています。そのため、見捨てられるようなことは基本的にありません。
転職エージェントについて詳しく知りたい方はコチラの記事をみてください
例外として、転職エージェントが求職者を見捨ててしまう理由は、大きく分けて以下の2つです。
ケース① サポートできないと判断された場合
転職エージェントは、企業と求職者をマッチングさせることで報酬を得ています。そのため、求職者がどの企業とも結びつかない(=報酬にならない)と判断されると、見捨てられてしまうことがあります。
具体的には、以下のケースが考えられます。
- 希望条件が狭すぎる・高望みしすぎている
- 年齢が高くスキルや経験が少ない
- 希望勤務地が地方
- 転職意欲が低い
順番に解説していきます
【希望条件が狭すぎる・高望みしすぎている】
年収1,000万円以上で、残業なし、完全週休2日制、リモートワーク可など、希望条件があまりにも高すぎると、エージェントは「この条件に合う企業はほとんどない」と判断し、見捨ててしまう可能性があります。
【年齢が高くスキルや経験が少ない】
40代以上の年齢でスキルや経験が少ない場合、エージェントは「この求職者は、企業に採用される可能性は低い」と判断し、見捨ててしまう可能性があります。
【希望勤務地が地方】
地方の求人にしか興味がない場合は、エージェントは「この求職者をサポートしても、転職が成功する可能性は低い」と判断し、見捨ててしまう可能性があります。
【転職意欲が低い】
転職に対する意欲が低く、連絡が遅い、面接になかなか応募しないなどの場合は、エージェントは「この求職者は、本気で転職をしたいわけではない」と判断し、見捨ててしまう可能性があります。
ケース② エージェントと求職者の信頼関係が崩れた場合
転職エージェントと求職者は、協力関係にあることが大切です。しかし、以下のケースがあると、信頼関係が崩れて見捨てられてしまうことがあります。
転職エージェントが紹介する求人に全く応募しなかったり、面接先での態度がよくなかったり、スケジュールの無断キャンセルや欠席などがあると企業から「この求職者は、採用したくない」という情報がエージェントに伝わり、「ブラックリスト」に載ってしまうこともあるようです。
見捨てられた状態とは
転職エージェントから見捨てられた状態とは、以下のようなものが挙げられます。
- 担当者からの連絡が全くこない、返信が遅い、電話やメールをしても連絡が取れない
- 求人を紹介してくれない
- 自分の希望や条件、意見を聞いてもらえない
- 希望と条件を満たしていない求人ばかり紹介される
- 書類添削や面接対策などの転職サポートをしてくれない、サポートを受ける機会が少ない
例えば求職者側が「○○が終わってから転職活動始めようと思います」「書類選考をしようと思ったのですがやっぱり辞めておきます」と話したら、転職エージェント側は「書類選考の通過率は10%くらいなのでとにかく早く、多く応募しましょう」と話されるでしょう。それに対しても行動しないような発言を繰り返して行動しない場合が考えられます。
見捨てられていないときのケース
「担当者に見捨てられた」と思ってしまっているけれども実はそうではないというケースも存在します。
理由は以下の通り
- エージェントに登録できていない、登録情報が間違っているなど求職者側のミスがある場合
- エージェントに問題がある可能性(エージェントの経営が悪化している・エージェントの担当者が十分なスキルや経験を有していない・エージェントの担当者が、求職者をサポートする意思や熱意がない)また、担当者が辞めた場合も、担当者から見捨てられたように感じる可能性があります
たとえば、エージェントの経営が悪化している場合、エージェントは求職者をサポートするためのリソースを削減することがあります。そのため、求職者へのサポートが十分に行われなくなり、見捨てられたように感じる可能性があります。
また、担当者が辞めた場合、担当者の知識や経験が失われるため、求職者へのサポートが低下する可能性があります。そのため、見捨てられたように感じる可能性があります。
このように、エージェントに問題がある可能性も、見捨てられたと感じた原因の一つとして考えられます。
見捨てられないコツ
転職エージェントに見捨てられずに最後まで転職活動を成功させるためには、以下のコツを押さえましょう
- 約束を守る
- 転職意欲があるということを常にアピールする
- 求人の選り好みを激しくしすぎない
- 面接に行ける日を柔軟に設定しておく
- 転職希望時期が遠すぎないこと
見捨てられたと感じたときの対処法
やむをえず転職エージェントから見捨てられてしまった場合には、以下の対処法があります
- 担当者の変更を依頼する
- 複数の転職エージェントに登録しておく
- 希望条件等を見直す
- 職務経歴書を見直す
- 連絡はこまめに返す
- 自分の中で基準を明確にする
たとえば、担当者は、担当者のスキルや経験、担当者の性格などによって、サポートの質が大きく異なります。そのため、担当者の変更をすることで、転職活動の成功率を上げることができる可能性があります。
また、複数のエージェントに登録しておくことで、別のエージェントからサポートを受けることができ、より多くの求人に触れることができ、転職の成功率を上げることができます。
希望条件が狭すぎる・高望みしすぎている場合、エージェントがサポートできないと判断する可能性があります。そのため、希望条件を見直すことで、エージェントからのサポートを受けられる可能性が高まります。
職務経歴書のスキルや経験が不足している場合、エージェントが企業に紹介できないと判断する可能性があります。そのため、職務経歴書を見直すことで、エージェントからのサポートを受けられる可能性が高まります。
転職エージェントから見捨てられたと感じたら、まずは原因を探ることが大切です。原因を探ることで、今後の転職活動に活かすことができます。また、見捨てられたと感じたときの基準を明確にしておくことでも、冷静な判断をすることができるようになります。
転職エージェントを利用した際には、上記の点に注意することで、見捨てられることを防ぐことができます。
結論
転職エージェントは、求職者が転職を成功させることで報酬を得ています。そのため、見捨てられるようなことは基本的にありません。しかし、以下のようなケースがあると、見捨てられてしまう可能性があります。見捨てられたと感じたら、まずは原因を探って対処しましょう。
- 担当者の変更を依頼する
- 複数の転職エージェントに登録しておく
- 希望条件等を見直す
- 職務経歴書を見直す
- 連絡はこまめに返す
- 自分の中で基準を明確にする
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