こんにちは!ふっきんぷっきーです!!「将来的にサラリーマンを続けていくのが不安」「フリーランスに興味があるけどリスクが高くて一歩踏み出せない」そう考えたことはありませんか?
私の感想としては、かなり刺激的なタイトルですが、本書は著者であるやまもとりゅうけんさんの経験をもとに書かれており、将来の不安を解消し、新しく何かを始めようと思わせてくれる内容でした。
結論
・大半のサラリーマンは組織の仕組上不利である
・商流を上げて少労所得を増やす
サラリーマンはフリーランスより損
サラリーマンは『労働基準法』に守られていること、会社の看板を使って仕事ができることは大きなメリットであるという一方、中間層である大半のサラリーマンは理不尽な損をしています。
このメリットを享受できるのは労働基準法に守られてなかなかクビにならない最下層の会社員と、会社の看板を使ってトップクラスの仕事で人を動かす最上層の会社員のことです。
デメリットとしては最上層、最下層以外の中間層は上からの指示で業務過多になるうえに最下層によって給料面で足を引っ張られる理不尽な業務形態に陥ることです。
これは完全に同意で、私の職場でも期限を守らずに仕事をさぼり、定時で上がっている職員は他の職員と同じように昇給したりボーナスをもらい、指導はされてもクビにはならないです。頑張っている中間層の職員はこの人たちの分まで働き、給料を均等に配分されています。
最上層の職員も人に仕事を振るだけで大きな企画や外部の人間に対しては自分の名前を前面に出し、自己肯定感や満足感を上げて自分は昇給していきます。
これは日本のサラリーマンの構造上の問題になります。サラリーマンの平均年収は1998年には465万円だったのに対し、2018年には441万円と24万円下がっています。これは正社員を目指している非正規社員が多く、安定を求められているのに対し、正社員も徐々に待遇が悪くなってきてジリ貧になります。
サラリーマンの平均年収が440万円に対し、フリーランスエンジニアは860万円と400万円以上の差があります。しかも、フリーランスは経費による節税が可能なので、年収以上の所得の差ができているとのことです。
さらに、やまもとりゅうけんさんによると「フリーランスにリスクはない。得られる報酬は大きくなるのに、いつまでサラリーマンを続けるのか」と話しています。
日本の現状としてフリーランスの割合は17%。アメリカの35%に比べても少ないため競争相手が少なく、フリーランスには納期を守らない人がいるため、サラリーマンのように当たり前のように期限を守ってきっちり仕事をするだけでも有利とのことです。しかも、最下層の会社員に自分の取り分をとられることもないため給料が大幅に上がるとのことでした。
さらに、万が一仕事が途切れたとしても日本のセーフティネットは優秀で、社会保険が手厚く、生活保護や失業給付や職業訓練で資格もとれ、斡旋までしてくれます。私も実際に国家資格を無料むしろ時給をもらって取得したことがあったのでこれには納得でした。
また、フリーランスで失敗しても再びサラリーマンに戻る選択肢もあると話されています。一定期間フリーランスを経験したら自分の市場価値が上がるのとのことでした。私はこれに対しては疑問があり、年齢や職種によって再就職は限られてくるうえに待遇はかなり悪くなるのではないかと自分の転職の経験で感じました。
20代のエンジニアは社会的需要があり、実績もあれば好待遇で再就職も可能でしょうが、私の友人は一度会社をやめて自営業をしましたが、3年で辞め、30代後半で再びエンジニアの再就職先をさがしましたが、なかなか決まらず派遣社員として働いているとのことです(給料は平均年収より上のようですが)
補足として、やまもとりゅうけんさんもいきなりフリーランスになるのではなく、まずは副業から小さく始めて仕事が軌道にのってきたらフリーランスの道を考えることを勧めていました。
商流を上げて少労所得を増やす
これは超重要です。FIREを目指すにあたり、必ず出てくるのが株式や不動産で『不労所得を増やす』です。しかし、やまもとりゅうけんさんが言うお金持ちの仕組みは「フリーランスになって、商流を上げて少労所得を増やすことがお金持ちへの最短ルート」です。
具体的な手順としては、稼げるフリーランスになるためには、投資信託などの投資よりも需要のあるジャンルの自己投資を優先し、身についたスキルで仕事をこなす。仕事が多くなってきたら次は商流を上げて他者に外注する。
例えば、副業の候補であがる『YouTubeなどの動画編集』はYouTuberからの発注を受けて動画編集をこなしていく人気があるものですが、月50~60万円が頭打ちになります。
理由は、自分の労働力のみで仕事をしているため肉体的にも時間的にも限界があり報酬が上がらなくなるためです。
この解決策が『発注者側にまわる』とのことです。有名なYouTuberは自分は動画で話すことに専念し、動画のコンセプトや企画の趣旨だけ伝えてハイレベルな編集や企画や準備は外注しています。
このように超重要な部分だけ自分がやり、あとは他者に任せる(外注する)ディレクターの立場になることがやまもとりゅうけんさんの言う『商流を上げる』です。
確かに、動画編集やプログラミングやウェブデザインは自分のスキルアップに専念しがちですが、チームを作ってしている人のほうが収益を上げています。
稼ぐためにはスキルアップはそこそこに、自分は発注者側にまわることはわかりましたが、そのために必要なのは『自分の商売の全体像を把握しておかねばならない』と話されています。
まとめ
資本主義の世の中でサラリーマンはジリ貧。お金持ちになるには少額の株式投資などよりも稼げるジャンルの自己投資をする。
仕事を経験していき、軌道にのれば外注して商流を上げ、小労所得を増やしていくことで精神的・時間的・金銭的自由を手に入れることができる。
本書の一部を紹介しましたが、他にも『稼ぎ方、使い方、貯め方』について詳しく書かれており、これ一冊で『お金持ちになるためのすべてがわかる』と言っても過言ではありません(むしろこの本の謳い文句になっています)。これからフリーランスや副業を始めようとしている人にとってはめちゃくちゃオススメです。
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この本もやまもとりゅうけんさんのFIREに関する本で参考になります
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