成人の知性の3段階とは ※部下を持つ人は必見!

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 子育て世帯の方は子どもの『発達』について体験したり学んだりすることがあると思います。実際に自分も発達の道をたどってきたけれども、『発達とは成人までの道のり』と考えている人は結構多いのではないかと思います。

この記事を読むことで、発達は大人にも関係していることが分かり、部下への指導や教育の仕方に役立ちます


 30年前までは『年齢と知性の関係』は20歳を過ぎると横ばいで20歳以降は発達はしないと考えられていました。しかし、現在では個人差があるものの70歳を過ぎても発達すると考えられています。この発達は『知性の3段階』に分けられており、自分がどこのステージか客観的にみることで自身の成長につなげることができます

 さらに自分以外にも他者の発達を捉ることができ、部下をもつ立場の人は部下の育成について「この人はこの段階だな」と捉え適切な指導、助言を行なうことができます。そんな『成人の知性の3段階』について紹介します。

発達段階①:環境順応型知性

[チームプレイヤー、忠実な部下、指示待ち、依存]

 ・周囲からどのように見られ、どういう役割を期待されるかによって自己が形成される。

 ・帰属意識をいだく対象に従い、その対象に忠実に行動することを通じて、一つの自我を形成する。

 ・順応する対象は、おもに他の人間、もしくは考え方や価値観の流派、あるいはその両方。

発達段階②:自己主導型知性

[働き方を学ぶリーダー、問題解決思考、自律性、自分なりの羅針盤と視点]

 ・周囲の環境を客観的に見ることにより、内的な判断基準(自分自身の価値基準)を確立し、それに基づいて、まわりの期待について判断し、選択を行なえる。

 ・自分自身の価値観やイデオロギー、行動規範に従い、自律的に行動し、自分の立場を鮮明にし、自分になにができるかを決め、自分の価値観に基づいて自戒の範囲を設定し、それを管理する。こうしたことを通じて、一つの自我を形成する。

発達段階③:自己変容型知性

[メタリーダー、学ぶことによって導くリーダー、複数の視点と矛盾の受け入れ、 問題発見志向、相互依存みること]

 ・自分自身のイデオロギーと価値基準を客観的に見て、その限界を検討できる。あらゆるシステムや秩序が断片的、ないし不完全なものなのだと理解している。これ以前の段階の知性の持ち主に比べて、矛盾や反対を受け入れることができ、一つのシステムをすべての場面に適用せずに複数のシステムを保持しようとする。

 ・一つの価値観だけいだくことを人間としての完全性とはき違えず、対立する考え方の一方にくみするのではなく両者を統合することを通じて、一つの自我を形成する。



 以上が知性の3段階の特徴です。自分は指示待ちかどうか、指示待ちの部下には具体的な指示だけではなく、問題解決と自律の視点をもつために「問い掛け、なぜなぜ分析を行なう」など指導も変化すると思います。ちなみに3段階目の『自己変容型知性』は1%程の人しか至れないとのことです。是非とも参考にしてみてください。

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