私は元警察官ですが、1年以内で警察官を退職し、転職活動を始めました。
その時の経験したこと、挫折からの転職経験を記事にしています。
警察官から転職を考えて不安に感じている人に対して少しでも不安を和らげ希望をもち、前向きに転職活動が始められるでしょう。
【結論】
1年以内の退職での転職活動は不利!しかし、警察官は『真面目』『正義感が強い』の強みがある
真面目なイメージを最大の武器にすれば転職に転職活動や就職後も有利になる
会社の情報を収集し、よい転職サイト・転職エージェント選ぶと失敗しない
【警察官を辞め、第2新卒としての転職活動】
警察官を退職した経緯についてはコチラの記事を読んでみてください
実際に警察官を経験して得ることができた3つの重要なことを紹介しています
私が転職活動を始めた2000年代の当時は『第2新卒』が話題となりました。第2新卒とは新卒で入社した会社を3年以内に退職して転職活動を始めている人のことです。
新卒という名前がつくので就職に有利な印象がありますが、実際に私が体験した経験でいえば、「本当に第2新卒なんて本当にあるの!?」と思えるくらい中途採用と変わらない扱いで、手ごたえのない日々でした。
第2新卒は20代前半でフレッシュさが残っていることが売りとして見られていた一方、面接で『前職を辞めた理由』『これから会社で何をしたいのか、できるのか』を明確に答えることができないと、『すぐ辞めるやつ』ともみられます。
改めて就職活動を行なうと、大企業の求人はほとんどが『新卒のみ』で第2新卒は応募することすらできません。第2新卒は『新卒』という言葉が入っているにも関わらず、新卒としては扱われず、即戦力を求める中途採用としてはスキル・経験不足の中途半端さ存在で、就職活動は厳しいものでした。私が転職活動を始めたのはリーマンショックの前でしたが、「働いてみたい」と思ったところは新卒のみで、大学生の時の就職活動との差を想像以上に感じさせられました。
警察官時代に第2新卒として入った同期がいましたが、転職についてポジティブに捉えていました。今思えば、私はポジティブではなく、転職についてマイナスなイメージをもち、後ろめたさがあったように思います。実際に第2新卒でもすぐに志望する会社に入れていた人もおり、その人は最初の就職活動の段階で何社も内定をもらっていたとのことでした。前向きな姿勢などのポジティブさは自信につながり、想像以上に転職活動を有利に進めます。
会社の情報収集は大事ですが、それに合わせて『転職サイト』『転職エージェント』の特化型を最低2つは登録すると転職失敗の可能性がグッと下がります。特に転職エージェントは客観的な視点が入るため、自分が色眼鏡でみていないか、自分の市場価値はどれくらいなのかを知ることができるので重要です。
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【面接を通じて学んだこと・伝えたいこと】
面接の厳しさは最初の就職活動の時にも感じていましたが、第2新卒として再度就職活動をしたことを照らし合わせて考えると、『自己分析が足りていない』『将来に向けた明確なビジョンがない』『どこかで仕事を甘く見ていた』ことが挙げられます。これでは前向きな姿勢やポジティブな精神で挑めないのも当然です。
実際に私は「次の仕事は何をしたいか」「将来どうなりたいか」といった具体的な目標・目的がなく、「前(警察官)よりも自分に合っていそうな仕事」といった抽象的なものだったため、面接官に見抜かれていたのでしょう。
しかし、警察官を目指した時の情熱は本物だったと思います。一番重要なのはポジティブ思考へと『マインドセット(考え方・捉え方を変える)』ことです。警察官を辞めて(もしくは辞めようとしていて)転職活動をするなかで、悩みや迷いがある人は、警察官を目指す時の希望や努力を思い出してください。それはまぎれもない本物です。そして、辞めたことをネガティブに捉えて転職の理由を探すのではなく、警察官を目指した時や働いた時の頑張ったことを面接で熱く語るのが最良だと思います。警察官の体験(最初の就職体験)は間違いなく自分を成長させてくれたことですから!
以上のマインドセットができたら自分の得意なこと、好きなこと、やりたいことを見つけることができます。総合転職サイトから仕事を探すと、情報量が多すぎて待遇や勤務先などにどうしても目がいき、目先のことで判断してしまい自分の納得しない職種についてしまう可能性が高いです。(実際に私がそうでした)なので、『マインドセット』→『自己分析』→『希望する職種に特化した転職サイトから探す』は必須だと思います。希望する職種に資格が必要なら資格取得に専念するなど自分の将来の方針を決めることができます。
転職活動時に経験した『よくある失敗を3つ』紹介した記事はコチラ↓
周囲への聞き取りや実体験を通じて得た学びについて書かれています。成功のためには失敗のパターンを知ることだと思います
【元警察官だからこそ感じたこと、メリット】
面接の時に必ず「へえ!警察官だったんだね、すごい!」という感想から入り、「こんな大きいところ(組織)何でやめたの?」「やっぱりキツイの?」「公務員は安定なのに」などの質問がきます。そんな時は質問に正直・誠実に答えつつ、笑顔ではっきりと話すことが普通の人よりも意識した方がいいでしょう。
「警察官をイメージしてください」と言われると『真面目・威圧感・厳しい・強い・頼りになる』などの良いイメージと悪いイメージがあり、面接官によっても様々なイメージを持たれています。極端な話、警察官に切符をきられたことがある人にとってはマイナスなイメージが強いでしょう。
接客関係の仕事は特に威圧感と厳しいは面接ではNGです。私も一度失敗しました。某携帯販売の会社でクレーム対応についてどうするか尋ねられ、緊張して「正面から受け止めます」と真顔で言ってしまい、「お客様第一ですから・・・」と苦笑いをされたことがあります。その後のやり取りでは雰囲気で面接に落ちたことがハッキリと伝わってきたのを今でも覚えています。むしろ笑顔で爽やかな印象を与える方が面接で効果的です。
私が実感する最大の強みは『真面目』『正義感が強い』イメージをもたれることです。(心理学でハロー効果と呼ばれるものです)
中には「前職なんて関係ない」と面接で言ってくれるところもありましたが、働きだして「やっぱり真面目だね」「正義感が強いね」など過大に評価されます。心理学でいう『ハロー効果』です。この効果はすさまじく、現在の福祉の仕事で昇進できたのも正直「元警察官」のイメージの良さが大きいと思っています。実際に「○○さんと言えば正義感」と上司に言われますし、間違ったことや改善できることを指摘すると真剣に話を聞いてくれています。
転職先のドラッグストアでは皆が当たり前にしていることを同じようにしているだけでも「真面目だね」と言われることは多々ありました。職場には正社員・パートに関わらず真面目な人も不真面目な人も一定います。そんな中から真面目に仕事をすることは頭一つ抜き出るアドバンテージがあります。これは私だけではなく、同期で警察官を辞めた人も同じことを言っていたので再現性は高いと思います。
逆にデメリットとしては不真面目なところがあると相手の失望が大きいこと「真面目だと思ってたのに・・・」と評価の下がり方が激しいです。元警察官といっても1人の人間です。仕事が慣れたり緊張が抜けた時には気が緩みますし、ペースを考えて簡略化することがあります。それが「意外」と捉えられてしまうのです。
ここで私が伝えたいことは、警察官時代の努力や忍耐力は確実に自分のものになっています。その経験・成長を継続し、辛いことがあっても「あの頃に比べたらマシ!」と思い、愚直にコツコツと積み上げていけば複利がきき、相手の評価だけではなく自分の成長を感じることでしょう。
現在は『大転職時代』であると同時に『フリーランスの時代』でもあります。転職ができなくても副業としてフリーランスで活躍し、年収を増やしている人が年々増えています。需要が高く高収入のプログラマーといったIT系の仕事探しは以下のサイトのようなマッチングサービスがオススメです。私も仕事を探す時には参考にしていますが、案件数が多く、日々更新されていますが、自分に合ったものを探すのに、ひと手間かかるので紹介サービスを上手に利用して効率をあげましょう。
【結論】
・『マインドセット』→『自己分析』→『希望する職種に特化した転職サイトから探す』
・警察官は『真面目』『正義感が強い』などのプラスのイメージが強く、好感を持たれるため転職時には最大の武器にしよう
・警察官時代の忍耐力は確実に成長につながっている。転職先でも「あの頃と比べれば・・・」と思い、愚直にコツコツ積み上げる
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