「お金が貯まらない」「お金について学んで損したくない」そんなあなたに頼藤太希さんと高山一惠さんの『1日1分読むだけで身につくお金大全100』がオススメです。
この本は人生におけるお金について節約、貯蓄、税金、増やし方など幅広く教えてくれます。
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私の感想としては「絶対に1日1分以上読んでしまう」と思えるくらいわかりやすく、サクサク読めてお金の基本知識が深まる本でした。この本を読むことで、人生がより良くなることが実感できていくでしょう。
私は元警察官で、転職を繰り返した経験があります。興味のある方はコチラの記事をご覧ください。
結論
お金を増やすには最初に大きな固定費を減らし、余剰分の20%を目標に先取り貯蓄をしていこう。目標の金額を貯蓄できるようになったら積み立てNISAでお金を増やしていくなど投資脳に切り替えて行動しよう
人生の三大資金
総務省のデータによると、1世帯あたりの一か月の支出の平均額は単身世帯が約15万円、二人以上の世帯で約27.8万円です。しかもこの金額には医療費・介護費・住宅ローン・冠婚葬祭などの特別出費は含まれていません。
中でも『教育・住宅・老後費用は人生の三大資金』と言われるほど大きな支出になります。
・教育費は子供一人あたり1000~2300万円(大学進学の場合)
・住宅費は人生で一番大きな買い物と言われ2000~3000万円(地域や物件による)
・老後の資金は年金だけでは不足し、90歳まで生きる場合、単身で約1300万円(月2.7万円)、夫婦で約2000万円(月3.3万円)不足する計算です。
令和2年の国税庁の調査で日本人の平均給料が433万円であり、2000年時点の461万円に比べると徐々に下がっていることがわかります。しかも、物価や社会保険料などの税金は徐々に上がっています。人生の三大資金のためにも『節約』『貯める』『備える』『使う』『増やす』といった5つの基本戦略を身につけることが重要になります。
固定費から減らせ
5つの基本戦略のうち、まず最初にするべきなのは『節約(支出を減らす)』ことです。
全て減らしていこうとするとコスパが悪くなり、人生の満足度・幸福度を下げる恐れがあるので、大きな固定費から見直すことを最優先しましょう。
固定費は毎月必ずかかる費用で、例えば『家賃』『スマホなどの通信費』『保険料』『高額なサブスク』が挙げられます。その次に家計簿アプリ(著者のオススメはマネーフォワードME)を使い、食費や娯楽費などの変動費を抑えるようにしましょう。
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本書では手取り25万円の人の家賃の支出割合は6.2万円まで(手取り金額の20~25%)、保険料は掛け捨てで1万円までといった手取りごとの支出割合が紹介されています。他にも、よく街中のキャンペーンやテレビのCMでも広告されている、電気とガスを同じ会社で購入するセット割で安くすることができると紹介されていました。
手取り20%を目標に先取り貯蓄で貯める
貯蓄を成功させるには先取り貯蓄が再現性が高く、オススメです。手取り20万円なら20%の4万円を毎月別口座に自動入金させ、残りの16万円でやりくりをしていくことです。この先取り貯蓄は特に重要です。
まずは目的と期限を決めて貯蓄100万円を目指しましょう。例えば旅行などの娯楽が目的でもOKです。3年後に100万円で海外旅行することが目的なら、毎月2.8万円の貯蓄をするなどモチベーションも上がり続けることができ、習慣化できます。
目的と期限を決めたら大きく三種類のお金の貯め方があります。
一つ目は『日々出入りするお金』→預貯金
二つ目は『5年以内に使い道が決まっているお金』→国債や社債
三つ目は『10年以上使わない将来のためのお金』→積み立てNISAやiDeCo
実家暮らしで住居費の負担が少ない場合は手取りの20%以上を先取り貯蓄しましょう。
先取り貯蓄での生活費が厳しい場合は家計簿アプリを活用して支出を見直し、『ラテマネー』と呼ばれる1回の支出は大した金額ではないのに、毎日の習慣によって積み重なると大きな金額になってしまうものを見直しましょう。例えば、1杯500円のカフェラテ代も週5回の仕事の度に飲んでいたら毎月1万円の支出になり、年間12万円の出費になります。カフェラテ以外でも、仕事帰りのコンビニスイーツ、お菓子代、たばこ代、ATM手数料など無意識な支出に気をつけて少しずつ減らしましょう。特にコンビニは寄らないことを徹底するだけでも地味ですが効果はあります。
積み立てNISAで投資しよう
現在の超低金利の銀行に預けていてもほとんど利息がつかないためお金は増えません。そのため株式や投資信託のような金融商品に投資してお金を置いておきましょう。ただし、大前提として「安全で大幅な利益の金融商品はない」ことを抑えてお金融商品の特徴を知っておく必要があります。
著者のオススメは『長期・積立・分散』でお金を失う可能性を減らして堅実に増やすことが期待できる積み立てNISAです。
NISAは運用利益にかかる税金をゼロにすることができるお得な制度です。NISAは3つの種類がありますが、積み立てNISAは20年という長期的に一定額を投資できる制度で、平均単価を押し下げる『ドルコスト平均法(高い時は少し、安い時には多く買える)』を活かすことができます。
NISAについてはコチラの記事で詳しく解説しています。
投資をする際に絶対に知っておきたいNISA制度について知識を深めておきましょう
著者のオススメの金融機関は『SBI証券・楽天証券・マネックス証券』です。楽天証券の改悪により、今はSBI証券が人気ですね。
金融商品は『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス・楽天・全米株式インデックスファンド』などのインデックスファンドがオススメされていました。
投資を始めることで「お金が減る」という消費脳から「お金を使って増やす」といった投資脳に切り替えていくことができます。例えば、1000円の本を買って手に入れた知識で行動し、100万円稼ぐことができたらお金を増やせたことになります。
始めるのは支出を抑える節約からですが、増やしていくには投資脳が必要なので意識して行動していきましょう。
まとめ
・人生の三大支出や減少する収入に備えてお金を増やす行動をしよう
・お金を増やすためには『節約』『貯める』『備える』『使う』『増やす』といった5つの基本戦略を身につける。最初に『節約』から始めよう
・節約は家賃、通信費、保険料、サブスクなどの大きな固定費を減らすことから始める。
・目的と期限を決めて貯蓄をする。そのために先取り貯畜をしよう
・積み立てNISAでインデックス投資をしよう
・消費脳から投資脳に切り替えよう
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