お金持ちの思考法

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本の要約

【本の要約】1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました ※イメージと違う共通点に驚きます

 今日はトマス・J・スタンリーさんの「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」を紹介します。  この本は先日リベ大の両学長も動画内で紹介されていましたね。皆さんも「お金持ちになりたい」と思ったことがあるでしょう。  トマスさんは「1億円貯めるのは簡単だ」と言っています。  これだけ聞くと「そんなわけない!」と思いますよね?  しかしトマスさんの話には根拠があって、私たち日本人は豊かな先進国に産まれた幸運をいかしたら誰でも億万長者になれると言うのです。  例えば、一般的な共働き世帯は生涯収入が約6億円といわれています。 バビロンの大富豪の教えである「収入の1割を貯金せよ」という言葉を守れば6000万円貯金できる計算になり過去に話題になった年金2000万円不足問題は一気に解消されます。 2割貯金したら1億円を超えますね。  もちろん、そんな簡単な話ではないのですが、実際に日本には億万長者がかなりいることがわかっています。2017年の総務省統計局の家計調査報告によると、二人以上の勤労者世帯の会計を集計したところ上位20%超えの平均年収は1212万円でした。スイスの大手金融機関クレディ・スイスが発表した『グローバルウェスレポート2016』によると、日本は資産約1億円を超える富裕層の人数が282万人とアメリカに次ぐ『世界2位』なのです。 日本の世帯は約5300万世帯なので、20世帯に1世帯が1億円をもつ世帯ということになるのです。億万長者はあなたの隣にいるかもしれません!  この本はタイトルの通り、お金持ち1371人にいろんなアンケートを実施し、お金持ちの人がどんなことを考えて、どのような行動をしているのかという『お金持ちの思考』がわかるので1億円を貯める思考法を身につけることができます。 本で紹介されている人口統計学的にみた大富豪たちの調査結果によると 【①数字で見るお金持ちの特徴】  [家族構成]   ・結婚しており、38年以上連れ添っている(離婚していない)  ・子どもの数は平均3人  ・92%は結婚しており、その95%は子どもがいる  [資産と収入]  ・1世帯あたりの資産平均は920万ドル  ・41000ドル以上の車や4500ドル以上の婚約指輪を買ったことがない  ・髪をカットしてもらうのに38ドル以上かけたことがない  [居住地域]  ・高級住宅街に住んでいるがその家や土地を相続によって手にいれたのは2%  ・97%が持ち家  ・ほとんど住宅ローンは残っていない  ・約1割の人は1987年株式市場の急落から3年後に自宅を購入した。 その多くは抵当流れの物件  [職業]  ・3人に1人は企業のオーナー(自営業者・起業家)  ・6人に1人がオーナーではない企業の経営幹部  ・10人に1人は弁護士(医者も同じ比率)  ・残り3分の1は退職者と企業の中間管理職、会計士、技術者、建築家、教師、大学教授が占めている  [教育]  ・90%以上が大学卒で、その半数以上がは博士号を取得    これらの統計から、『家族がいる方が頑張れる』『浪費はしない』ことがわかります。 【②本当のお金持ちの特徴】 『ローンがない』・・・自営業者や医師は全員が1代で財産を築いている人でした。 若いころはローンを利用していても、借金をやめています。 『クーポン券を使う・コストコで買い物・靴を修理』・・・あくまで浪費をせずに節約をして無駄な出費を避けています。 『休みは子どものスポーツ観戦』・・・ゴルフ三昧などではなく、本質的な楽しみを趣味にしている。 『成績は普通』・・・大学にはいっていても、主席ではなく、周りと競い合う環境で自力でチャンスを見つけ、つかむことができます。 『競争相手の少ない自分の好きな仕事をしている』・・・だれかと競うのではなく、どこで戦うかを重要視している。皆と違う発想をして好きな仕事をとことんする人が多い。 『勇気がある』・・・共通点はなんと勇気です。これは金銭的なリスクを冒す勇気です。ノーリスクでは金持ちになれないといっています。起業や株式投資を行なっています。  会社勤めの方がリスクが高いと考えているのです。会社員は安定しているようですが、倒産やリストラの場合には一気に不利になります。しかし、自営業は稼ぐ力を鍛えることができ、稼ぐことができれば青天井です。頑張れば稼げることが「コントロールできる」と考えられることができ、むしろリスクは低いのです。  他にも不安に対する対処の仕方など、紹介しきれなかった様々なお金持ちの思考・特徴が紹介されていますので是非手にとって読んでみてください。
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