【本の要約】人を動かす話し方 職場での人間関係に悩む人にオススメの本です

本の要約

 

こんにちは!ふっきんぷっきーです!!この本を読むことで自分の話し方を改善し、人を動かすコツを知ることができるので会話によるコミュニケーションの悩みが解消されるでしょう!!


 人と話すときに「いまいち伝わらないな」「なかなか話がまとまらないな」「相手を不機嫌にさせてしまったな」「上司とうまくいっていないな」など悩んだことはありませんか?


 そんな人にオススメの本が赤羽雄二さんの『マッキンゼー式 人を動かす話し方』です。


 本書では『①仕込み』『②仕切り』『③仕上げ』の3つを紹介されていますが、一番重要な『①仕込み』について紹介します。

マッキンゼー式 人を動かす話し方【電子書籍】[ 赤羽雄二 ]
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対人関係について悩んでいる人は、社会心理学の視点も面白いです。
社会心理学についての記事はコチラ!


結論





 人と話す時には事前の仕込みや心の余裕が必要。特に上司からの指示を受けた際に行う行動を意識することで関係性が良くなる。




人を動かすときに大切なこと



 最も大切なことは事前の『仕込み(事前準備)』です。具体的には相手に納得してもらうような提案をする前に、良い関係性を築いていることです。

 人を動かそうとするときに「どういう順序で話そうか」「心理的に納得させる方法はあるか」などをイメージしてしまいますが、実際にはそんなテクニックよりも関係性を築くことが重要です。これは何となくイメージできるのではないでようか。

 仕事、特に上司に対しては『仕込み』がめちゃくちゃ重要です。具体的には普段から仕事の成果をあげて期待に応えることですが、実は少し意識するだけで劇的に関係をよくすることができる方法があるのです


上司との関係性を良くする方法



【①仕事の指示を受けたらすぐに内容をメモする】

 よく「メモをとれ」と言われますが、実際にメモは重要で、相手の言ったことを忘れないよう記録するだけではなく、相手が伝えようとすることを箇条書きにして内容を整理し確認することで、何が伝えたかったか、意図は何だったのかを明確にすることができます。

 特に相手の意図とズレが生じてしまう前に、指示について「何を」するかを明確にしておくことが、相手からすると指示がきちんと伝わっているか確認でき、真剣な姿勢が伝わるため信頼につながります。



【②相談相手を少人数確保しておき、迷ったらすぐ相談】

 相手の指示を間違って実行してしまうと努力が無駄になってしまいます。私も経験しましたが、仕事は自分ひとりで抱えこんでは負の連鎖におちいるだけです。


 同期や先輩に相談することで、自分の知らなかったことや客観的な意見を得ることができ、自分のミスを早期に軌道修正することができます。


 迷った時にすぐ相談できる関係性作り(自分も相手の相談に乗る)はしておきましょう



【③当日、翌日に上司にアウトプットして確認する】

 論文なら骨子、報告書なら表紙や目次、見出しなどを上司に提示することです。上司も指示を出したものの、きちんとイメージできていなかったり、軌道修正をしたいことがあるかもしれません


 そんな時にお互いのギャップを埋めることができ、具体的なアドバイスをもらい目的地が明確になるので仕事が進めやすくなります。私も報連相がこまめな人ほど信頼されミスも少ないので納得でした。



【④納期までの半分の時点で80%を完成させ、確認する】

 仕事が進むにあたり、相手の想像していたもののギャップができ、ズレが拡大している場合があります。そんな時には納期までの時間に余裕を持ち、完成前に必ず確認してもらうことです。

 仕事ができる人は「仕事が早い」と言われるように前倒しで進めていることがイメージできますね。



【⑤普段からA4メモ書きをして上司の立場や悩みを理解する】

 意外と知られておらず、これまでの5つの中でも一番重要なことです。上司というだけで反射的に敵対してしまったり、遠い存在のように見てしまうことがあるのではないでしょうか?相手の立場を理解するのは誰でも大事ですが、上司の立場を理解することは良い関係を築くために最も重要です。

 具体的には「部下にどんな期待を抱いているか」「指示した仕事は上司にとってどんな意味があるか」「どうしたら上司が働きやすいか」「上司は会社をどう良くしたいか」「上司がさらに上の立場の人からどんなプレッシャーを受けているか」などを意識してみることで、上司の長所や大変さを理解することができます。その理解は必ず言動で相手に伝わるため、大きな信頼関係を築くことができます。


部下に対する関係性の築きかたや育成などは知性の段階についての理解が必要になります。
以下の記事が参考になります

成人の知性の3段階とは ※部下を持つ人は必見!
 子育て世帯の方は子どもの『発達』について体験したり学んだりすることがあると思います。実際に自分も発達の道を辿ってきたけれども、『発達とは成人までの道のり』と考えている人は結構多いのではないかと思います。  30年前までは『年齢と知性の関係』は20歳を過ぎると横ばいで20歳以降は発達はしないと考えられていました。しかし、現在では個人差があるものの70歳を過ぎても発達すると考えられています。この発達は『知性の3段階』に分けられており、自分がどこのステージか客観的にみることで自身の成長につなげることができます。  さらに自分以外にも他者の発達を捉ることができ、部下をもつ立場の人は部下の育成について「この人はこの段階だな」と捉え適切な指導、助言を行なうことができます。そんな『成人の知性の3段階』について紹介します。 【発達段階①:環境順応型知性】 [チームプレイヤー、忠実な部下、指示待ち、依存]  ・周囲からどのように見られ、どういう役割を期待されるかによって自己が形成される。  ・帰属意識をいだく対象に従い、その対象に忠実に行動することを通じて、一つの自我を形成する。  ・順応する対象は、おもに他の人間、もしくは考え方や価値観の流派、あるいはその両方。 【発達段階②:自己主導型知性】 [働き方を学ぶリーダー、問題解決思考、自律性、自分なりの羅針盤と視点]  ・周囲の環境を客観的に見ることにより、内的な判断基準(自分自身の価値基準)を確立し、それに基づいて、まわりの期待について判断し、選択を行なえる。  ・自分自身の価値観やイデオロギー、行動規範に従い、自律的に行動し、自分の立場を鮮明にし、自分になにができるかを決め、自分の価値観に基づいて自戒の範囲を設定し、それを管理する。こうしたことを通じて、一つの自我を形成する。 【発達段階③:自己変容型知性】 [メタリーダー、学ぶことによって導くリーダー、複数の視点と矛盾の受け入れ、  問題発見志向、相互依存みること]  ・自分自身のイデオロギーと価値基準を客観的に見て、その限界を検討できる。あらゆるシステムや秩序が断片的、ないし不完全なものなのだと理解している。これ以前の段階の知性の持ち主に比べて、矛盾や反対を受け入れることができ、一つのシステムをすべての場面に適用せずに複数のシステムを保持しようとする。  ・一つの価値観だけいだくことを人間としての完全性とはき違えず、対立する考え方の一方にくみするのではなく両者を統合することを通じて、一つの自我を形成する。  以上が知性の3段階の特徴です。自分は指示待ちかどうか、指示待ちの部下には具体的な指示だけではなく、問題解決と自律の視点をもつために「問い掛け、なぜなぜ分析を行なう」など指導も変化すると思います。ちなみに3段階目の『自己変容型知性』は1%程の人しか至れないとのことです。是非とも参考にしてみてください。  

成人の知性の3段階とは ※部下を持つ人は必見! | ふっきんぷっきーブログ (satoshinosato.com)


話すときに大切なこと



 相手に対する意識だけではなく、自身の心の余裕も重要です。当たり前ですが、心に余裕があることで、自信をもって相手と自然に接することができます。そのため、相手の言葉や表情をよく観察・理解することができますし、話す雰囲気もよくなります。相手とのやりとりが良い環境で行なうのは相手を動かす際に大きな要因となります。

 以上が本書の 『①仕込み』 紹介でしたが、この本には実際に心の余裕をもつための方法が書かれており、今回紹介しなかった『②仕切り』『③仕上げ』も非常に納得できてすぐに実践できる内容だったので、仕事で悩みを持つ人や相手にうまく指示を出して動かすのが苦手な方は是非本書を読んで実践していてください。


話し方も気になるけど恋愛についての心理学についても興味のある方はこちらの
『恋愛工学』の記事が参考になります。

↑ コミュニケーションに関わることで、恋愛について書かれていた本の記事はコチラ。この本も面白いですよ




大ベストセラー『話し方が9割』はより分かりやすい話し方について書かれています。
最低限知っておくと得する話法について本から抜粋し紹介した記事はコチラです。

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