【本の要約】手ぶらでいきる※最小限のお金で生きて最大限の自由を手にする方法

本の要約
ふっきん<br>ぷっきー
ふっきん
ぷっきー

人気YouTuberでもあり、社長のしぶさんの『手ぶらで生きる』を紹介します。この本は「気づいたら色々買ってしまう」「もったいなくて物を捨てられない」などの悩みを解決することができる本です。

ミニマリストの実際の生活を知ることができ、物だけではない人生の考え方や幸福度を上げる方法が学ぶことができる本でした。

手ぶらで生きる。 見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法 [ ミニマリストしぶ ]
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結論



 物を増やすことだけが幸せではない。優先順位を決めて売る時などの出口戦略を考えて購入しよう。

 「選択と集中」を意識して快適さを追求した生き方がミニマリスト

 最小限のお金で生きて最大限の自由を手にする方法がミニマリスト



『マキシマリスト(物が多い)』と『ミニマリスト(物が少ない)』の違い

 
 マキシマリストは物を最大限に持ちたがる生き方です。ミニマリストは必要最小限のもので生活する生き方ですが、これは快適さを追求した生き方といえます。

 著者のしぶさんは子供のころは裕福な家庭で、物を好きなだけ与えられた生活(マキシマリスト)でしたが、親の自己破産・離婚により生活は一変。貧しい生活になり自身の境遇を恨んでいました。
 その後も環境の変化を受け入れずに浪費していた経験もあったそうですが、『ミニマリスト』という生き方を知り人生が一変。「より少なく、しかしよりよく生きる」という考え方になり、現在は四畳半のワンルームにテレビはもちろんのこと、テーブルやベッドや冷蔵庫のない状態で住んでいます。家賃2万円で生活費は月7万円レンタルやシェアを活用し、無駄なものをなくしているため小さな部屋でも満足して暮らすことができています


 ミニマリストは毎月かかるコストを把握しています「毎月これだけ稼げば十分」と思うことで、漠然としたお金の不安から自由になることができます。逆にマキシマリストはいくら稼いでも「もっと欲しい、もっと稼がなければ」と不安がつきまとい、ストレス買いをして物を増やしてしまいます。


ミニマリストは物を選ぶときの、自分なりの優先順位をもつ


 

 しぶさんは大きい画面のiPhone選び、毎年買い替えています。一見すると高価な物を持つため、ミニマリストと反対のことをしているようですが、これには理由があります。それは「電子書籍などスマホに向き合う時間が長く、目が疲れないようにするため」「iPhoneは需要が高いため中古でも7割の値段で売ることができ、バッテリーや速度などストレスフリーで使用できる」などのメリットがあるからです。リセールバリューのいいもの高価なものを買う時には売るときの『出口戦略』も考慮しています


 大事なことは「無駄なものをそぎ落としつつも、自分にとって必要なものにフォーカスして強調する」と紹介されています。同様の理由で「濡れるのは絶対に嫌だ」と傘も大きなものを選んでいるそうです。



ミニマリストは時間を生み出すものに投資する


 したくないものを無理にやるよりも、どうやったらやらないかを考えることで、好きなことをやる時間を確保するかがミニマリストの考え方です。しぶさんは「時間は有限」「家事は嫌い」という理由から『掃除ロボット』『洗濯乾燥機』を購入しています。


 掃除ロボットは「コンパクトで静か、手入れが簡単で愛おしい」と時間を生み出すものに投資をしています。しぶさんは掃除ロボットに満足し、より良いものに買い替えをされていました。



洗濯乾燥機は高価ですが「洗濯と干す時間を好きな時間に変えることができ、長期目線ではコインランドリー代も浮いて得をする」と言っています。忙しい人のための時短家具として有名ですね。


 しぶさんにとって嫌いな家事をなくし、空いた時間を好きなことや自分にしかできないことに専念することに価値を感じているそうです。

 


 

モノを買う時の基準『一点豪華主義』と『コンフォート原則』とは



 『一点豪華主義』というのは量より質。同じお金を使うなら質の低いものを複数持つのではなく、質の良いもの一つに絞ってこだわって買うこと。

 『コンフォート原則』毎日長時間使うものにお金を多く使った方が幸福度が高いこと。

 これは科学的にも証明されており、実際に貧乏人は安くて質の悪いものを買うため、満たされずに同じような質の物を買う行為を繰り返します。その結果、生活の質は上がらずに家には物が多くなります。

 逆に1個でも良いものを持っていればそれで満足し、見た目も良くなるため同じものを買い足そうと思わず、生活の質は上がって物も増ずにスペースを有効活用できます

  

 しぶさんも物は少ないが「良い物を持ってるね」と他者から言われています。しぶさんは「持ち物を少なく絞っているから、一つひとつにお金を多くまわせる」「これだけはお金を惜しまないというものを決めている」と話しており、『満足したお金の使い方』ができていると自然と余裕のオーラが溢れ出しているそうです。

 より少なく、満足度の高いお金の使い方を心がけると自然と『選択と集中』が上手になるそうです。

 

まとめ



・ミニマリストは毎月の生活費を把握し、漠然としたお金の不安から逃れて「より少なく、しかしより良く生きる」ことができる

・物を選ぶときは自分なりの優先順位を持ち、出口戦略をもつ

・自分の好きなことや専念すべきことの時間を確保できるものに投資する

・量より質。満足度の高いお金の使い方を意識する  


ふっきん<br>ぷっきー
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本書では他にもしぶさんの食生活・行動についてや、情報についても大事なものだけ取り入れること、人を傷つけ傷つけられることを恐れないことなど写真付きでも紹介されており、ミニマリストの生活を知ることのできる本でした。
ミニマリストに興味がある人、貯金できない人、物を捨てられない人、何となく満たされないと考えている人は是非手にとってみてください。続編の「手放す練習」もオススメです。

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