長期投資を目指す人は投資金額が把握でき、リスク分散にもなるドルコスト平均法による積立投資がオススメです。
積立投資を行っていく上で耳にしたことがある用語『ドルコスト平均法』について説明していきます。結論として、ドルコスト平均法は投資初心者にとってメリットが多く、積み立てNISAを検討している場合は知っておくべき知識です。
ドルコスト平均法は積立投資を行っている人は知らず知らずのうちに活用しているかもしれませんが、いわゆる毎月決まった時期に同金額を購入し続けていく『定額積立』の手法です。アメリカうまれの言葉なので「ドル」ですが、イギリスではポンドコスト平均法と呼ばれているようです。万能ではないですが、長期でみると大きなメリットがあります。
メリットとして株価が高かろうが低かろうが一定の金額で購入できるので、1株当たりの平均単価が下がる傾向にあります。株価値が高いときは少なく購入し、株価が安いときには多く購入できるのでリスクの分散になり暴落時にも強いです。実際に新型コロナウイルス感染拡大により株価が暴落した2020年3月は多くの株を購入できた人が多いと思います。暴落時に狼狽することなく、むしろ「安く買えてラッキー」と思えるのです。これは初心者にとって非常に大きなメリットです。注意点としては途中で狼狽売りをすることです。ネット証券では月100円から定額積立ができるので無理なく計画的に積み立てができます。
デメリットとして、あくまで一定金額をコツコツと購入していくので、投資元本が増えていく時間がかかってしまいます。株価が右肩上がりの場合は一括投資のほうが利益がでるので短期投資目的の人には不向きです。
『積立投資』にはドルコスト平均法である定額積立の他に『定量積み立て』があり、株を買う量を毎月一定にする手法です。同じ株を毎月10株買うと設定していたら、10株の基準値が10000円として、株価が高い月は15000円、株価が低い月は5000円と金額が株価の変動に影響し毎月購入金額に差ができます。一株当たりの平均単価がかわらないためドルコスト平均法に比べると不利になる積み立て方法です。毎月購入金額が違うのは資金管理もしにくいデメリットがあるので書籍や投資のプロはドルコスト平均法を勧めています
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