こんにちは!ふっきんぷっきーです。
今回は医学博士である藤田紘一郎さんの『若返りの科学』を紹介します。
本書は医学博士の名の通り、医学が実証した本当のアンチエイジングについて書かれている実践的な本です。私もFIREを目指すにあたり、健康には気をつけていかなければならないと思い読むきっかけとなりました。
日本人は世界一の長寿の国として知られていますが、実は『健康寿命』はそれほど長くはないのです。藤田さんによると「日本人が信じる健康法が実は間違っている」とのことです。逆に言うと正しい知識を身につければ健康寿命も伸ばすことが可能ということです。
テロメアについて
テロメアとはDNAとタンパク質からできている長寿遺伝子の染色体の一部のことで、老化のスピードをコントロールする働きがあります。
染色体の一部のため、何度も分裂を繰り返すのですが、分裂する回数は決まっており、分裂するたびに短くなっていく特徴があります。数にすると出生時には約1万程あるのが半分の5000ほどになると寿命は尽きると言われています。
藤田さんによるとテロメアが減少していくことは変えられませんが、減少する速度は変えられるというのです。実際に老化の速度は個人差があり、60代で若々しい人もいれば年齢以上に見えてしまう人もいます。この見た目こそが自分のテロメアの長さを知る方法なのです。
自分の見た目が更けている場合、原因は環境や生活様式が75%と言われています。
具体的には『肥満』『喫煙』『運動不足』『食生活』です。
対策としては食生活の改善。具体的には食べすぎや栄養バランスに気を付けることです。当たり前のことに感じますが、改めて認識し実践する必要がある重要なことです。ただし、摂取カロリーを気にして、一日三食のうち一食を減らせば良いというわけではなく、朝食を抜くと昼食後急激に血糖値があがり脂肪が蓄積されやすくなります。
朝食を食べないと、朝食を食べている人に比べて5倍も太りやすくなるというデータがあるとのことです。一日二食or一食の食習慣にしている人は血糖値の急上昇を抑えるよう食事の時間を不規則にならないようにすることと、いきなり高カロリーのものをたくさん食べないことを注意しなければなりません。
日常的に食べるものとして紹介されていたのが、ブドウやリンゴなど抗酸化物質が多量に含まれているものを積極的に摂ることが勧められています。抗酸化物質が多い食品は『レバー』『緑黄色野菜』『果物』ですが、特にブドウには長寿遺伝子をオンにするレスベラトロールが含まれています。
逆に減らすべきものとして『お酒』があります。お酒も飲みすぎるとテロメアが短くなることがわかっています。
活性酸素について
現代では便利さの代償として老化を促進させる『活性酸素』が増加しています。
活性酸素は老化を促進させるだけではなく、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、ガン、認知症、アルツハイマー病、血管の萎縮など人体に様々な影響を与えます。この活性酸素原因となっているのは加工食品やファーストフードを食べる食生活。更にはシックハウスや大気汚染などの住環境や睡眠不足や喫煙や飲酒などの生活習慣も原因となっています。
逆に言うと活性酸素を抑えることができれば老化の促進も抑えることができるのです。 本書で紹介されている方法としては『抗酸化力をつける』ことです。毎日の食生活でいうと『ビタミンC』『ビタミンE』『ミネラル』『リコピン』『ポリフェノール』であり、野菜、果物、海藻、きのこ、豆類、種子、スパイスなどから摂取できます。
AGEについて
人体は血糖が過剰になるとタンパク質に糖が結びつき、AGEに変質してしまいます。このAGEが増えると老化が促進され寿命が短くなります。しかもこのAGEは一度生じると元のタンパク質や糖に戻ることができません。そのためタンパク質の働きを失い、人体から排出されにくくなり、血管や組織に長期間へばりつくこととなり糖尿病や動脈硬化や視力障碍などの病気をひき起こします。
AGEができる原因としては『高血糖』『焦げている食べ物』なのでなるべく避けるようにしましょう。
自分にとって幸せとは何か・・・と考え、実践することも人生を豊かにし、若返らせることができます。そんな内容の本はコチラ
以上が本書の要約ですが、腸内環境の重要性など紹介しきれなかったことも多く、非常にためになる内容でしたので、是非手に取って読んでみてください。
私もFIREを目指すにあたり、食生活などの生活習慣には十分気を付けていきたいと思います。
電子書籍版は読みやすく、アンダーラインなど気軽に引けるのでオススメです。
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