眠れなくなるほど面白い社会心理学 ネタバレ 要約

本の要約

こんにちは!ふっきんぷっきーです。
今回は、亀田達也さんの『眠れなくなるほど面白い社会心理学』を紹介します。

 

 実は私も心理学には興味があって、大学時代に友人から心理学の話を聞いて自分も専攻すれば良かったと思ったものです。人を動かす心理学て魅力的ですよね。


  この本を読むことで、社会心理学を学べば対人関係の悩みなど生きていく中で有利になります


  本書では何種もの興味深い原則が書かれていますが、中でも面白いと思ったものを3つ紹介します。



『互恵的利他性』 


 人は社会的な生き物ですが、狩猟採集時代は複数人で協力しあう人が生き残りやすかったことが背景にあり、『互恵的利他性』が身に付いていきました。 そのなかでも、ちゃんとお返しをする人はより生き残りやすかったのです。 


 なぜかと言うと、『与える』人の周りには同じような人が集まる習性があり、自分も知識や経験をシェアして得る機会が増えるため長期的にみて一番得をします。これは現代でもいえることですね、他社貢献の多い人ほどお金も人も集まっています。







『一貫性の原理』 



 これは有名ですが、人は自分の行動に一貫性を持とうという心理があります。 真面目キャラが定着すると、ずっと真面目キャラになるように発言や態度に一貫性を持たそうとします。(これは自分にあてはまるのでとても共感しました。) 


 この原理が備わった理由として『信頼されやすい』『意志決定がしやすい』があげられます。『互恵的利他性』でも述べたように人は社会的な生き物なので、集団のなかで一貫性がない人は信頼されず、生き残りにくかったのです。狩猟採集時代は栄養が十分に摂れる機会は少なく、意志決定は脳のエネルギーを消費するのでなるべく脳を楽にするために一貫性が強くなったと言われています。 




 これは様々なところで使われており、ライザップや禁煙など他人の注目を浴びる場面では成功したり、一度頼まれたことは断りにくいことがあげられます(フットインザドアテクニックといわれビジネスで活用されています)。


『認知的不協和』 




 人は自分の心の中に矛盾をかかえています。私たちは無意識にそれを解消しようとする心理があります。 悪い例としてやりがい搾取があげられるのですが、ブラック企業に勤めており、給料が低く長時間働いていても、生産性が上がったり楽しさを感じてしまうのは、「条件が悪いのに自分は頑張っている。この仕事はやりがいがあり、楽しいに違いない」と錯覚してしまいます。 




 もう一つ有名な例として、喫煙者は健康に悪いと分かっていても喫煙する矛盾です。これも認知的不協和で、それを解消するために「我慢するほうがストレスで体に悪い」と信じてしまいます

まとめ




社会心理学を学べば対人関係の悩みなど生きていく中で有利にな

『互恵的利他性』 →他者に貢献する生き方をしていれば、 自分も知識や経験をシェアして得る機会が増えるため長期的にみて一番得をする 。

『一貫性の原則』→一貫性を持つことで信頼されやすくなり、他者に対して自分の要求を通しやすくできる。

『認知的不協和』→頑張り過ぎている、悪習慣がやめられない時には自分が認知的不協和に陥っているのではないかと客観的に判断する。

社会心理学に興味をもった人、具体的な他者との言語コミュニケーションについて知りたい人は以下の記事が参考になります。

 
 以上が本書で特に印象的だった3つですが、他にも『流行り』『無意識に中間のものを選ぶ』など自分の生活やビジネスに大きくかかわっている興味深い例があげられており、自分も無意識にこの心理にはまっていることがわかると思います。そんな社会心理学を学んで仕事や生活を有利にしていきましょう。

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『眠れなくなるほど面白いシリーズ』ベストセラーの自律神経についての本もオススメです。
体の不調は自律神経の乱れが原因。わかりやすく面白いのでこちらの本も読んでみてください。


社会心理学以外にも恋愛についての心理学を知りたい人は以下の記事が面白いと思います。



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