【本の要約】99%の人は知らない! 基準を乗り越えて人に影響力を与える生き方を学ぶ本

本の要約

ふっきんぷっきー
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「こんにちは!ふっきんぷっきーです。フォロワー数300万人以上、2ちゃんねるやニコニコ動画を手がけ、テレビやネットなどのメディアに多数出演する影響力の大きい『ひろゆきさん』の『99%はバイアス』を紹介します。

  この本を読むことで、代表的なバイアス(思い込み)を自分の影響力に変える方法が知ることができ、身軽な生き方も学ぶことができるでしょう。

99%はバイアス【電子書籍】[ ひろゆき ]
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結論



  自分の中の思い込みに気づき、逆手にとって影響力を持つことで有利に生きよう

 『同調圧力』→外に出たら、周りから注目されることをしてみる

 『承認欲求』→なめられたらチャンスだと呟く

 『有閑階級』→今の年収の半分で生活できるような「奴隷じゃない幸せ」を選ぼう

 

バイアスとは思い込み


 「バイアス = 思い込み」です。人間の脳は思い込みでできており、「私にはバイアスがないので騙されない」と思っている人は、すでにバイアスにかかっています。

 宗教や貨幣などもバイアスを元に成立して進化してきた歴史があるので、バイアス自体が悪いものではありません

バイアスは常に入り込んできています


 バイアスを知り、気づくことで他の人からのアドバイスの中にバイアスが潜んでいることが分かるようになり、騙されにくくなります。さらにバイアスを使う側になることで影響力をもつことができるようになるため、他人との差が生まれて有利に生きることができます。

 本書では「なぜ99%がバイアスなのか」という前提をもとに、誰もがハマってしまう5つのバイアスが書かれています。この記事では、5つのバイアスの中から3つを紹介していきます。


 

【同調圧力】「王様はハダカだ」と言えますか?


 本書には童話『裸の王様』がバイアスの例として紹介されています。透明の洋服を渡された王様が、「自分は見えていない」と気づいたが虚栄心が邪魔をして「私には見える」と自分に嘘をついて洋服を買ってしまいます。周りの人は王様が裸だということを指摘できない中、子どもだけは「ハダカだ!」と言った物語です。この話の中に同調圧力のバイアスが潜んでいます。

 世の中にもプライドが高く、思ったことが言えない裸の王様状態の人が多く存在します。裸の王様の物語に出てくる子どものように「あなたはハダカだ!」と言われた時に、怒るのではなく大きな器で受け入れればいいのです。

 前提として子どもの目や感覚は正しいのです。クリエイターやプログラマーになりたい子どもは増えているのは、子どもが直感的に『食っていける職業』を感じているからです。子どもの感覚は時代を反映しているのです。


 ひろゆきさんは空気を読めるだけでなく、自分が思ったことを相手に言えるような『子ども=場違いな人』になる経験は、できるだけあったほうがいいと言っています。場違いな人になる経験を重ねると、柔軟な考え方ができるようになり、新しいことへの学ぶ姿勢につながります。場違いな行動をせずに成長する社会の中で周囲に合わせる状態(現状維持バイアス)が続くと、新しいものを理解せずに反対するだけの老害になるリスクがあります。

 場違いな人として話すことができないのは、本書のテーマであるバイアス(同調圧力)が存在するからです。例えば、会議や仲間で集まった時に自分の意見がいえずに周りに合わせてしまう時です。このような場面で「いま私は同調圧力を感じている」と1秒で気づくことが重要です。

 同調圧力に対する方法が複数紹介されていましたが、特に重要だと感じたのは『外に出た時に周りから注目されることを1つする』です。例えば電車で妊婦に席を譲ったり、病院の待合室でチャンネルを変えるなどの行動です。「よかれと思ってする行為」は意外と誰にも迷惑がかからないという事実に気づくことができます。

席を譲ることは注目と感謝を得ることができます


 この同調圧力を逆手に取ると「ブランド力」などのチャンスが生まれます。本書の例でいいうと『シャンパン』です。フランスのシャンパーニュ地方で作った、お酒以外はシャンパンと名乗れない法律があり、その法律を世界で共有することでシャンパンのブランド力を高めています。


【承認欲求】バカにされると喜ぶ王様

 政治家やインフルエンサーの問題発言で炎上するのはファンサービスを意識したリップサービスが原因です。なぜファンサービスを意識してしまうかというと、『承認欲求』が絡んでくるからです。

 欲は誰でも持つものなのでコントロールする必要があるのですが、日本人は「周囲から良く思われたい」と思いすぎています。ひろゆきさんは承認欲求を自覚することで、承認欲求から解放されて身軽になることを勧めています。

 本書では外国人タレントが例として挙げられています。外国人タレントは本業をこなしつつ、日本語をマスターし、一発ギャグや日本語で笑いをとるスゴイことをしています。日本人は「しょせんカタコトだし」と下に見ていますが、後から高い能力が分かり評価が上がります。私は『厚切りジェイソン』が頭に浮かびましたが、あえて能力を隠して自分を下げることで有利なポジションとることができるのです。

 ひろゆきさんはナメられたら「チャンス」だと心の中で呟こうと言っています。なぜなら最初はナメられても後からイメージを引っくり返して自分が有利なポジションになれるからです。最初はナメられてから引っくり返す順番が重要です。

バカにされ時はチャンス


 さらに自分で選ぶことで承認欲求から解放されます。世の中の『他人が欲しがるもの』を選択して満足することは他人を意識し過ぎているため他人から支配されている状態であり、いつまでも満たされなくなります。

 ミニマリストの考え方に似ていますが『自分のため』を基準にしてモノを選びましょう。反対に、『あなたのため』という言葉で近づいてくる人は疑い、自分も「あなたのため」と言う時は気を付けましょう。これからの日本は自分が思ったことを貫き通す人の方が影響力があり、圧倒的に生きやすくなります。

 

【有閑階級】会社に縛られずやりたいことをする生き方

 この章では、大きな資産があり労働から解放され、趣味や創作に時間を費やす『有閑階級』の生き方を勧めています。今の日本人は、お金を稼ぐことを目的にして、休まずに働き過ぎて体を壊しています。ひろゆきさんは「自分が裸の王様であることを認めて、ダラダラ働きながら好きなことに時間を費やそう」と話しています。

 いまの会社の給料に満足していなければ

「お金を貯めておく」

「プライベートを充実させる」

「お金をかけない趣味をみつける」

という方向へシフトし、浪費生活から離れましょう。今の環境で周りに合わせる『同調圧力』のバイアスを良い思い込みにかえる方法があります。

 ひろゆきさんは「手持ちのカードで最適な手段を考えよう」と書いています。今の自分の環境で出来ることを選び、増やす判断をしていきます。会社を辞めようと考えている時に、苦手な人がいたらうまくやり過ごす方法を考え、自分のやりたい仕事を探す。やりたい仕事は年収が下がる可能性がありますが、今の年収半分で生活をしてみると転職で年収が下がっても生活レベルが変わらないため「転職しよう」と思うことができます。

やりがい搾取など、奴隷からの解放


 今の会社を辞めたいと思っているのに、転職で年収が下がるから辞められないのは奴隷の状態です。年収の半分の生活は難しくても、年収400万円の人が年収300万円の生活を送っていれば、自分が向いている仕事・やりたい仕事が年収300万円でも転職することができます。環境を受け入れて自分を客観視し、やりたいことを選択する主導権を握ることで奴隷から解放された幸せをつかむことができます


まとめ



 自分の中の思い込み(バイアス)に気づき、逆手にとって影響力を持つことで有利に生きよう。自分は騙されないと思っている人は注意が必要

 ・『同調圧力』→外に出たら、周りから注目されることをしてみる。自分が思ったことを相手に言えるようになろう

 ・『承認欲求』→なめられたらチャンスだと呟く。後からイメージを引っくり返して自分が有利なポジションになれる。他者ではなく自分のためにモノを選び、貫き通す生き方をしよう

 ・『有閑階級』→今の年収の半分で生活できるような「奴隷じゃない幸せ」を選ぼう。会社に縛られない生き方をするためには、今いる環境で自分の手札から最適な手段を選んでいく

ふっきんぷっきー
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本書には他にも『こう来たら、こう返す反射神経の話』『口のうまい人が総取りする世界、伏線回収の話』といった2つのバイアスが紹介されており、ひろゆきさんの全バイアスがまとめられたコーナーもあるので読みやすい1冊になっています。
 記事で紹介した3つのバイアスは一部分なので、より影響力を持ちたい人や成功したい人は本書を手にとってみてください

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ふっきんぷっきー
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『99%はバイアス』は、ひろゆきさんのベストセラー『1%の努力』の続編ともいえる本です。
1%の努力もラクに生きる考え方が詰まったオススメの本です。要約の記事はコチラ ↓

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