【本の要約】パラレルインカムの始め方　※リべ大でも紹介された新しいFIREの形を教えてくれる本。不動産投資に興味のある人にオススメです。

結論

　労働所得と資産所得の両方のお金のなる木を育てて経済的自由を目指すパラレルインカム

　資産収入を増やすにはレバレッジをかけれる不動産投資

　好きな仕事を続けることで生きがいを持った状態で精神的にも経済的にも自由な生活ができる

パラレルインカムとは

　パラレルインカムとは労働所得と資産所得の２つの収入を得て自由な人生をおくる生き方のことです。

　ここでいう労働所得は単に収入を得るのではなく『自己実現』を第一とした自分のやりたい仕事のことを言います。資産所得については株式など様々な種類がありますが、本書では不動産を中心に紹介していました。

　「働いているからFIREじゃないんじゃない？」という声が聞こえてきそうですが、FIREは働かなくても生きていける選択肢を得ることができますが、人によっては経済的自由により時間をもてあましてしまいます。


　しかし、パラレルインカムは好きなことを制約なしに自由にデザインして、生きがいと思える仕事を通して自己実現や社会参加を通した充足感を得ることができ、お金に縛られないゆとりある生活をおくることが特長です。

　その他の違いとしては、FIREは１億円の株式を年４％で取り崩すルールを例として挙げられており、まず前提として一億円貯めるのが大変すぎることが挙げられています（確かに普通のサラリーマンにとってはハードルが高いです）。


　さらに株の運用は不安定なので不動産投資と紹介されていました。パラレルインカムは年収３００万円から挑戦できます。３００万円あれば３０００万円を借り入れROI２０％で運用し、家賃収入を得ることができるため安定した資産所得と話されています。

不動産のメリット

　本書で紹介されている不動産投資による資産収入ですが、メリットは収入と資産価値が安定していることが書かれています。さらに借り入れを行なうことでレバレッジ（少額資金で高額資金を運用できる）が可能です。

例えば、株式投資で３００万円の元本を年利回り４％の場合、年間の配当は１２万円になります。

　不動産投資でレバレッジをきかせた場合、元本３００万円で借り入れをし、３０００万円の不動産を購入すると、家賃５万円の部屋が4室と考えて、年間２４０万円の収入があります。


維持費に年１４０万円かかる場合でも手元に１００万円が残る計算です。これは空室や老朽化のリスクや借り入れは借金という事実もありますが、著者の不動産投資を推奨するのも分かるくらい収入の差はありますね。

お金の７か条

　人生を自由にするためのお金の７か条が紹介されていましたが、そのうちの一部を紹介します。

①『迂回させる』…手元のお金で直接購入するのではなく、手元のお金を投資して増やし、得た収入によって欲しいものを購入する考え方です。お金持ちの考え方であると言えますね。

②『世界の中心は信用で回っている』…不動産を購入するための借り入れを行なう場合、会社員など信頼のある人には多額の金額を借り入れすることができます。フリーランスや自営業はクレジットカードの審査が厳しいという話を聞いたことがあるので納得でした。

【本の要約】地味なお金の増やし方　※日本の支援給付金制度は充実してるんです。知っている、いないで大違い

リスクよりも知識を取りに行こう。社内副業などで収入を増やし、申請すればもらえるお金で支出を減らし、年金を知り、賢く払って将来の不安を減らそう。

satoshinosato.com

2022.07.14

５つの自由

　パラレルインカムを達成することで手に入る５つの自由（①お金、②時間、③場所、④人間関係、⑤仕事）があります。本書のキーとなる部分なので詳しいことは本書を手に取って読んでみてください。

　中でも仕事は「生活のために・・・」というライスワークから、「自己実現のために」というライフワークにシフトしていき人生を楽しむことが紹介されています。

【本の要約】日本版FIRE超入門　※具体的な資産形成例だけではなく、日本の年金制度も考慮したFIRE本です

　山崎俊輔さんの『日本版　FIRE超入門』を紹介します。山崎さんは日本のFP有資格者であり、巷で人気のFIRE本のような外国人の成功体験ではなく、日本人が現在の社会制度でFIREを目指す際の具体的な道筋を示してくれています。「３０歳でFIRE」と言った海外での節税制度にもとづいた個別株投資や不動産投資などの華々しい成功体験ではなく、目標設定を行ったうえでの注意点や制度の補足など、標準的な老後に照らし合わせた、まさに日本人向けのFIRE入門書です。 　FIREとは『Financial　Independence　Retire　Early』の略で『経済的自立をし、早期リタイアをする』という意味です。 　２０１９年の『老後２０００万円問題』が話題になりましたが、本書ではこの問題が近年のFIREムーブメントに結びついていると主張されています。「老後のためにお金を蓄えておかねばならない」と老後のお金や仕事に対する将来の不安から火が付いたと書かれており、同時にFIREという魅力的な言葉に踊らされて怪しい金融商品のセールストークに使われていると警鐘をならしています。本書はいい意味で夢を壊して現実的に考えさせてくれました。こしかし、「30歳代からのチャレンジでもFIREは十分に可能」「まずはプチFIREを確実に手に入れよう」と言われており、非常にためになる本でした。最後に重要な『FIRE後のメンテナンス』も紹介されており、これも国の制度を活用した手続きの説明や資産チェックなど非常にためになったので是非とも手に取って一緒にFIREを目指していきましょう！

satoshinosato.com

2021.08.09

まとめ

早期リタイヤ以外の選択肢としての『パラレルインカム』がある

パラレルインカムとは、労働所得を増やし、資産所得をつくり、好きな仕事を続けて自己実現をすること